楽しい花火大会ですが、子供が迷子になってしまわないか親としては不安です。また、大勢の大人に押されてしまったり、転倒してケガをしてしまう心配もありますよね。
子供は一つのことに夢中になってしまうと、周りが見えなくなってしまうことも多いです。
「また来年も一緒に花火見に来ようね」と親子で思えるような、楽しい思い出となるように、子供の迷子対策は事前にしっかり準備しましょうね。
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子供の迷子対策
小学校低学年までのお子さんと一緒に花火大会に行くなら、事前に迷子対策をなしないとせっかくの楽しい花火大会が台無しになってしまう可能性が高いです。
我が家には小学1年生の長女と3歳の長男の2人の子供がいるため、ちょっと気を抜くと「長女がいない!」ということが少なくありません。下の子は親がしっかり注意しているけれど、長女は小学生なので「きっと大丈夫」という気の緩みが出てしまうんですよね。
それでも、5分以内に見つからなかったという経験はないので、事前の迷子対策が役に立っているんだと思います。
そんな我が家で取り入れている迷子対策は8つです。
- 子供の手は離さない
- 事前に約束事を決める
- 迷子になったことを人に伝える
- 名前カードを持たせる
- 花火会場の地図を親子で確認する
- 目立つ服装を身に着ける
- 時間に余裕をもつ
- 帰るときにも迷子にならないように注意する
子供の手は離さない
子供の手を離さないというのは、子供の年齢が5歳ごろまではとても有効です。手さえ離さなければ迷子になることはありませんよね。
でも、屋台に並んで商品を受け取っているほんの数秒、目を離しただけなのに、子供がどこかに駆け出してしまい迷子になってしまうことがあります。
我が家の長女がこのタイプで、目についたもの、興味があるのもを見ると突然駆け出してしまうのです。
子供は興味を持ったものに夢中ですから、自分が親とはぐれたことに気づきません。興味が薄れてやっと自分が迷子になったということに気づきます。
人混みの中では、子供は大人の腰ぐらいの身長しかないため、子供がいなくなったと親が気づいても探すのは難しいですよね。
そのため我が家では、親はリュックや斜めかけバッグで両手が自由になるようにしていました。もし片手は荷物で塞がってしまうことがあっても、もう片手で子供と手をつなぐことができるので迷子になる可能性は減ります。
また、万が一手を放すときは、必ず「手を放すけどここから動いちゃだめだよ。もし気になるものがあるなら一緒に行くからね。一人で行くと迷子になっちゃうよ」と声をかけるようにしていました。
この方法なら言葉が分かる2歳ごろから使えます。
迷子対策としてハーネスなどもありますが、ハーネスは人混みでは紐が邪魔になってしまったりと使いにくいことが多かったので、おすすめしません。
それよりも子供にもしっかり言い聞かせることが大事です。
事前に約束事を決める
言い聞かせは、花火会場に着く前に自宅で親子で約束事を決めるということでも取り入れています。
事前に決める約束事は主に3つです。
約束事
- 一人で行動しないこと
- 走らない
- 担当の親を決める
- ダメと言われたときには我慢する
事前に約束をしておくと、もし子供がわがままを言うようなことがあっても「お家でお約束したよね。お約束守れるよね」と、わがままを我慢してくれます。
また、このお約束は「迷子にならないために大事なこと」として約束させます。
『一人で行動しない』ことは、迷子にならないために最も大事なことですね。
『走らない』は、人が多い場所だと、子供は大人の隙間をスルスル~と走り抜けてしまえますが、親である私たちは人混みに遮られて追いかけることができません。なので、どんなに急いでいても走るのは禁止しています。
『担当の親を決める』というのは、旦那、私、長女、長男の4人で出かけるときに、旦那がいると私一人で子供2人をしっかり見なきゃいけないという意識が低下してしまって、子供が一人はぐれても気づきにくいということがあります。
私一人と子供2人で行動するときは、私がしっかりしなきゃという意識があるのですが、大人がもう一人増えるだけで、その意識が下がってしまって、
あれ?長男と手をつないでないの?
えっ?こっちにはいないよ
さっきまで手をつないでいたよね?
うん。でも手を離したからそっちに行ったと思った
・・・
ということが何度かありました。
そのため我が家では、私は長女。旦那は長男というように4人で出かけるときには、必ず親一人に対し、どの子を見るのかを事前に決めるようにしています。親の意識をしっかり持たせるということでも役に立っています。
『ダメと言われたときには我慢する』は、子供があっち行きたい、こっち行きたいとなった時に、単独行動とならないように約束させています。花火会場の楽しい雰囲気から、あれもこれもとなってしまう気持ちはわかりますが、場所取りのためシートに人がいなきゃいけなかったり、プログラムに合わせて行動するように計画していたりと、我慢が必要な場合がありますよね。
楽しく花火を見るためには我慢も必要なんだよということを子供にもしっかり言い聞かせることが大事です。
迷子になったことを人に伝える
自分が迷子になったと気づいた子供は、まず自分で親を探そうとします。それでも見つからなかったときは不安で泣いてしまいます。
泣いている子を見ると、周りの大人は「大丈夫かな?」と気にはしてくれますが、泣いている子イコール迷子とは判断しずらいことがあります。
それは、近くに親子連れがいる場合です。
近くに親子連れがいると親に怒られたため泣いているのか、別の理由で泣いているのかが判断しずらいのです。
私も以前、祭りで泣いている5歳ほどの子を見かけたことがありますが、周りには大勢の親子連れがおり、声をかけるのを躊躇ってしまった経験があります。周りの人も泣いている子を見ますが声をかけずに通り過ぎていました。
数分ほど経った頃、その子の近くにいた親子連れが移動したことで、「あっ、一緒の親子じゃないんだ」と気づき声をかけてあげることができました。
その経験から我が家は子供たちには、自分が迷子になったかもしれないと思った時には、周りの大人の人に「迷子です」と、はっきり自分の口で言いなさいと伝えています。
迷子になることは恥ずかしいことじゃない。だから、自分で「迷子です」と言って近くの人に助けてもらってね
と、言い聞かせています。
子供が小学生ぐらいになれば待ち合わせ場所を決めて、そこに来てもらうということもできますが、大人と違って子供は自分の行きたい場所に上手く行けるとは限りません。
待ち合わせ場所に行こうとして余計に迷子になってしまうこともあります。
子供自身に自力で移動してもらうより、「自分は迷子だから助けてほしい」と周囲の大人の手を借りるのが良いです。
そのときに声をかける大人の選び方としては、親子連れかお店の人に声をかけるように言っています。
名前カードを持たせる
子どもが迷子センターなどで、自分の名前が言えないことを想定して、子供の名前、年齢、親の連絡先が書かれたカードを持たせるようにしています。
普段は元気に名前を言える子でも、迷子になって不安と寂しさから名前を言えなくなってしまうこともあります。
名前カードは子供のリュックの中に入れてもいいし、ズボンのポケットに入れてもいいです。
迷子センターの係の人は、子供が自分で名前を言えないときには必ず「何か名前が分かるものはある?」と聞いてくれるので、その時に係の人に名前カードを見せるんだよと、子供には伝えています。
泣いていて自分の名前は言えなくても、名前カードの場所だけはしっかり伝えられるように伝えておくといいですね。
花火会場の地図を親子で確認する
花火大会のホームページや、会場の入り口などで花火会場の案内図を親子で確認するのもおすすめです。
会場の入り口がどこにあって、どの場所から花火を見る予定なのか、トイレはどこなのかなどを一緒に確認しながら、迷子センターの場所や、総合案内所、はぐれたときの待ち合わせ場所などを確認します。
ただ、これは地図がある程度読めるようになる小学3年生ぐらいにでないとハードルが高いかもしれません。
会場の地図は、一度見ただけでは覚えることが難しいため、一緒に会場を歩きながら近くの建物や屋台などを目印に方向を確認するといいですね。
我が家は日ごろから長女には地図を持たせ、自分の今いる場所と、これから行こうとしている場所を確認させるようにしていますが、ちょっとまだ難しそうです。
目立つ服装を身に着ける
意外とおすすめなのが、目立つ服装を身に着けさせることです。
我が家の場合、「子供がいなくなった!」と気づいた場所から子供のいる場所まで距離が近かったという場合が多いです。
つまり、子供がいなくなってからすぐ気づいてあげれば、子供は案外近くにいるものです。
しかし人が多かったり、看板に隠れていたりとちょっとした障害から見つけられず徐々に距離が出来てしまうのです。
そんなときでも子供が目立つ服装だと探すのは簡単です。
おすすめなのは、上半身の服を目立つ色にすることです。下半身は隠れてしまうことが多いので腰より上の服で見分けられるようにするのがポイントです。
色はレッドが良いです。赤いTシャツはとても見つけやすいのでおすすめです。黄色や青、緑よりも赤は断トツで見つけやすいです。
女の子の場合は、赤いスカートでもいいですね。
帽子を目立つ色にするのもおすすめです。
とにかく、上半身に近い部分で目立つ単色カラーを取り入れることです。
我が家の場合、子供を探すとき、子供の後ろ姿を発見することが多かったので、後ろ姿をみたときに瞬時に「うちの子いた!」と思える服装がいいですね。
時間に余裕をもつ
人は焦ってしまうと注意力が低下し、物事を忘れてしまうことがあります。
なので、時間に余裕をもって行動するようにしましょう。
花火大会の会場に早めに到着し、場所取りをしながら、会場の雰囲気を確認し、会場の案内図を親子で見る。どの入り口から来たのか、今いる場所と、屋台の場所、トイレの場所などを改めて確認する時間にもなります。
花火が打ち上がる時間までには、食事を済ませ、子供とトイレに行き、ゆったりした気持ちで花火を待ちましょう。
帰るときにも迷子にならないように注意する
花火が始まる前は、親も気を張って子供が迷子にならないように気を付けていますが、花火が終わって帰路に着くときにも迷子にならないように注意しましょう。
花火が終わる時間帯は夜で足元も暗く、少しはぐれただけでも見つけられないことが多いです。
周りの人も家路を急ぐため、迷子の子がいても気がづかないこともあります。
花火会場から最寄り駅まで、花火会場から駐車場までといった短い距離でも子供から目を離さないように気を付けてください。
帰路のことを想定してミニ懐中電灯や、子供の首から下げるライトを用意するのもいいですね。
帰りのピークを外して早めに帰ったり、ピークが過ぎるまで少し待ってから帰るのもいいと思います。
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まとめ
どのご家庭もお出かけ前には、迷子対策をされていると思います。しかし、対策をしてても迷子になってしまうお子さんはいます。
迷子対策は、迷子にならないための対策と、迷子になったときの対策。この2つが必要です。
子供も「迷子になりたい」と思って迷子になるわけではありません。
もし子供が迷子になっても、なぜ迷子になったのかを責めるのではなく、まずは無事だったことを喜んでください。
親がどれほど心配して無事を喜んでいる姿を子供に見せることが、子供にとっては次につながる1番の迷子防止策だと思います。
しっかりと迷子防止対策をして、花火大会を親子で楽しんでくださいね^^