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オリンピック中の首都高が値上げって本当?いつから?なぜ?

2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、国や東京都が五輪開催中の交通渋滞対策として、首都高速道路の料金を日中に限って値上げする方針らしいです。

首都高速道路って、利用されたことのある方ならわかるのですが、首都圏の大動脈ともいわれるだけあって、渋滞が発生することも珍しくありません。

特に、朝や夕方は渋滞が発生しやすい時間帯ですよね。

そんな利用者の多い、首都高の値上げのニュースということもあって気になっている人も多いと思いますので、2020年東京オリンピック・パラリンピック期間中の首都高の値上げについて紹介します。

 

値上げはいくら?

 

首都高は、選手や大会関係者の移動に使われる主要ルートのため、料金を時間帯によって変動させる「ロードプライシング」の導入が検討されています。

2019/05/29日現在のニュースによると、値上げ額は1000円となります。

日中ということなので、時間帯としては朝8時~夕方17時ごろと推測します。

多くの競技の開催時刻が朝10時スタートなので、交通機関の混雑を防ぐのが目的だと思われます。

しかし、首都高速道路は物流の柱となっていることもあってか値上げの対象は

中央環状線とその内側の区間で、物流関係のトラックなどをのぞく一般車

となるようです。

都や組織委はこれまで、時差出勤やテレワーク(在宅勤務)を都内の企業に要請し、自主的な取り組みによる渋滞緩和を目指してきたが、不十分と判断したため、値上げの方針を強めたとのことです。

 

値上げ期間はいつから、いつまで?

 

東京オリンピックの開会式および閉会式の日程は以下です。

第32回オリンピック競技大会開会式 2020年7月24日(金)
第32回オリンピック競技大会閉会式 2020年8月9日(日)
東京2020パラリンピック競技大会開会式 2020年8月25日(火)
東京2020パラリンピック競技大会閉会式 2020年9月6日(日)

つまり、首都高速道路の一般車の値上げは、

オリンピック開催期間中の7月24日~8月9日。

パラリンピック開催期間中の8月25日~9月6日。

となると予想します。

 

しかし、2020年の祝日をみると、

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
             
2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
             

7月25日と26日は土日にあたるため、23日・24日に祝日を移動させて休日にすることで、4連休になります。

※7月23日に「7月の第三月曜日の祝日である海の日」を移動
※7月24日に「10月の第二月曜日の祝日である体育の日」を移動

 

これまでのオリンピック開催国でも値上げはあった?

 

これまでにオリンピックを開催した国のオリンピック・パラリンピック期間中の交通規制はどうだったのでしょうか?

 

イギリス ロンドン五輪の交通規制

 

ロンドン五輪では、大会関係車両のスムーズな通行を確保するためには、オリンピック専用レーンが設置されました。

また、ロンドン2012大会では、オリンピック・パークが整備されて、オリンピック・パークの中やその周辺に集中的に五輪施設を建設しました。

オリンピック・パークの中に建設されたのは、

オリンピック・スタジアム、アクアティック・センター、ウオーターポロ・アリーナ、ハンドボール・アリーナ、ベロドローム、ホッケーセンター、バスケットボール・アリーナ、選手村、IBC/MPC

そのため、選手や大会関係者は、宿舎から競技場まで移動するのにほとんど時間がかかりませんでした。

 

ブラジル リオデジャネイロ五輪の交通規制

 

リオデジャネイロ五輪の場合も、ロンドン五輪同様にオリンピック専用レーンが設置され、オリンピック・パークも整備されました。

オリンピック・パークの中に建設されたのは、

アクアティック・スタジアム、マリレアン・アクアティック・センター、カリオカ・アリーナ、フューチャー・アリーナ、ベロドローム、テニス・センター、IBC/MPC

選手村は、近接エリアで整備しました。

 

中国 北京五輪の交通規制

 

渋滞解消だけでなく、大気汚染緩和が強く求められていた北京五輪では、7月1日から9月20日までの間、黄色の環境保護ラベル(現行の排ガス標準を満たさない)のある車両および試ナンバーの車両は北京市の行政区域内の走行が禁止されました。

また7月20日から9月20日までは、北京市で登録された車両のうち、ナンバー末尾が奇数の車両は偶数日の、また偶数末尾の車両は奇数日の走行が禁止されました。
(奇数ナンバーは、1、3、5、7、9、偶数ナンバーは 2、4、6、8、0)

 

なぜロンドン・リオ五輪と同じようにできない?

 

ロンドン・リオ五輪で設置されたオリンピック専用レーンですが、

首都高速道路などの都心部の高速道路では、オリンピック専用レーンを導入しても、JCT は1車線のために、一般車両と混ざって通行せざるを得ないので、結局は渋滞が発生してしまうんですよね。

2000年のシドニー大会以降、 競技会場、練習会場、選手村、メディアセンター、 空港などオリンピック関連施設を結ぶ道路には、大会関係車両が専用に利用できる車線(オリンピック専用レーン)などを設置し、輸送の円滑化を図ってきた

という背景があるのですが首都高では難しいのが現実です。

そもそも、オリンピックというのは、選手ファースト(選手のことを第一優先)が求められますから、選手村から競技会場までの移動時間というのは、とても重要で、当初は、晴海の選手村から半径8キロメートル圏内に85%の競技場を配置し、ほとんどの競技場に20分以内で移動できる「世界一コンパクトな大会」という「公約」があったんですよね。

オリンピック専用レーンの設置が無理なのであれば、都内に入ってくる車の数を制限するしかないという結論になったんだろうなと推測されます。

 

まとめ

 

オリンピック期間中は、渋滞緩和のために首都高速道路において、通常の料金に加えて1000円値上がりする方針が有力です。

値上がりの対象となるのは、中央環状線とその内側の区間で、物流関係のトラックなどをのぞく一般車です。時間帯は日中となります。

期間は、オリンピックが開催される7月24日~9月6日と思われます。

今後も、変更などがあれば、随時当ブログでも詳細を載せていきたいと思います^^