沖縄都市モノレールが「Suica(スイカ)」など10種類の全国共通IC乗車券を導入すると発表されました。
これまで沖縄モノレール(以下、ゆいレール)が独自IC乗車券「OKICA(オキカ)」を使用しており、PASMOやSuicaといった首都圏で利用されているIC乗車券が使用できませんでした。
そのため那覇空港などでは、券売機でチケットを求める人が溢れ、長蛇の列になることも珍しくおりませんでした。
ゆいレールのSuica(スイカ)」利用はいつから?
ゆいレールでSuicaが利用できるようになるのは2020年春ごろです。
今が2019年5月なので、1年以内には沖縄でもSuicaが利用できるようになるなんて、嬉しい限りです。
というのも、私は現在は埼玉県に住んでいますが、出身が沖縄なのです。
そのため、毎年の夏休みと年末年始の年2回家族で帰省するのですが、モノレールの混雑具合が年々ひどくなっていると感じていました。
特に、今年の10日間ものGWに帰省したときは、那覇空港でモノレールのチケットを購入するだけで10分もかかりました。
外国人観光客も年々増加している中、モノレールの混雑緩和は改善するべき課題ですからね^^
使用可能となる全国共通IC乗車券
Suica(スイカ)以外に使用可能となる10種類の全国共通IC乗車券は以下です。
名称 | 呼び方 | 主な使用地域 |
---|---|---|
Suica | スイカ | JR東日本 |
Kitaca | キタカ | JR北海道 |
PASMO | パスモ | 首都圏を中心に全国の鉄道・バス |
manaca | マイカ | JR東海 |
TOICA | トイカ | JR東海 |
PiTaPa | ピタパ | 関西圏の私鉄 |
ICOCA | イコカ | JR西日本 |
はやかけん | はやかけん | 福岡市地下鉄 |
nimoca | ニモカ | 九州地方を中心とした各地域の鉄道・バス |
SUGOCA | スゴカ | JR九州 |
このように、ゆいレールで使用できるようになる交通系ICカードは北は北海道から南は九州まで、全国の交通系ICカードに対応するようになるということです。
日本のどの地域から来ても、それぞれの交通系ICカードが使用できるというのは、かなり嬉しいことですね。
Okikaは県外でも使えるようになる?
ゆいレールで他県で使用されている交通系ICカードが利用できるようになるのは、わかりました。
では、現在使用されているOkika(オキカ)も他県で使いるようになるのでしょうか?
色々と調べてみたのですが、
Okika(オキカ)は他県では使用できないまま
という可能性が高いです。。。
Okikaは、ゆいレールや沖縄本島内の路線バス(定期観光バス、リムジンバス以外)で乗車券として使用できます
2020年春からは、ゆいレールでOkika以外の交通系ICカードが使用できますが、Okikaの使用範囲は変わらないようです。
そのため、路線バスを利用される方は、引き続きOkicaを準備するのが無難ですね。バスなので乗車のたびに現金で払うということも可能ですが、市外バス等は乗車区間によって料金が変わるため、いちいち現金で支払うのは面倒ですね。
まとめ
交通系ICカード導入、本当にうれしいです。
大きいキャリーケースを抱え、子どもたちを引き連れて乗車券を購入し、座席を急いで確保し実家の最寄り駅まで行く
車とは違って、道路の渋滞に巻き込まれる心配はないけど、混んでいるゆいレールは快適とは程遠いものでした。
下の子がまだ赤ちゃんの頃は、本当に辛かったんですよね。
それが少しでも改善されていくかと思うと、嬉しいですよね。
この最近、ゆいレールに関する話題はとても多く、県外の交通系ICカード導入だけでなく、今年の10月には浦添市の「てだこ浦西駅」まで延長されますし、いずれは、ゆいレールの3両化も正式に決定しました。
観光に力を入れている沖縄県にとって、公共交通機関の充実は欠かせないものになりますので、今後も、さらなる賑わいになること間違いなしですね^^